氏名
久保 智史
Name
Satoshi Kubo
所属
産業医科大学
所属先住所
福岡
所属学会
日本リウマチ学会、日本内科学会、日本免疫学会、日本臨床免疫学会
留学先
National Institutes of Health (NIH)
研究分野
T細胞
サイトカイン・ケモカイン・生理活性物質
ゲノム解析
関節リウマチ
SLE・抗リン脂質抗体症候群
強皮症・MCTD
サイトカイン・ケモカイン・生理活性物質
ゲノム解析
関節リウマチ
SLE・抗リン脂質抗体症候群
強皮症・MCTD
研究紹介
ヒトの疾患は遺伝的素因と環境要因の両方によって規定されています。二つのうち、遺伝的素因がその疾患の原因であると考えられ、その克服が重要と思われがちですが(もちろんそれ自体は正しいのですが)、環境要因の方がより重要な場合も少なくありません。例えば関節リウマチにおけるTNF阻害薬の非常に高い臨床効果は、関節リウマチの病態におけるTNFの重要性を示しているものですが、TNFに関わる遺伝的素因は関節リウマチにおいて必ずしも強いわけではありません。つまり、根本の原因を直接制御するよりも病気を修飾する因子を制御することの方が重要である場合が少なくありません。遺伝的素因と環境要因の両方からのアプローチが病態解明につながると信じています。
メッセージ
臨床も基礎も、どちらも大事。
論文
- タイトル
- Distinctive association of peripheral immune cell phenotypes with capillaroscopic microvascular patterns in systemic sclerosis
- 著者
- S Kubo et al
- 掲載雑誌名
- Rheumatology (Oxford) Vol. 58 Issue 12 Pages 2273-2283
- 掲載年月
- 2019
- タイトル
- Peripheral Immunophenotyping Identifies Three Subgroups Based on T Cell Heterogeneity in Lupus Patients
- 著者
- S Kubo. et al
- 掲載雑誌名
- Arthritis Rheumatol Vol. 69 Issue 10 Pages 2029-2037
- 掲載年月
- 2017
- タイトル
- Comparison of the efficacies of abatacept and tocilizumab in patients with rheumatoid arthritis by propensity score matching
- 著者
- S Kubo. et al
- 掲載雑誌名
- Ann Rheum Dis Vol. 75 Issue 7 Pages 1321-7
- 掲載年月
- 2016
- タイトル
- The JAK inhibitor, tofacitinib, reduces the T cell stimulatory capacity of human monocyte-derived dendritic cells
- 著者
- S Kubo. et al
- 掲載雑誌名
- Ann Rheum Dis Vol. 73 Issue 12 Pages 2192-8
- 掲載年月
- 2014
- タイトル
- Congenital iRHOM2 deficiency causes ADAM17 dysfunction and environmentally directed immunodysregulatory disease.
- 著者
- Kubo S. et al
- 掲載雑誌名
- Nat Immunol
- 掲載年月
- 2022;23(1):75-85.
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