氏名
白井 剛志
Name
Tsuyoshi Shirai
メールアドレス
tsuyoshirajp at med.tohoku.ac.jp
学歴
2005年東北大学医学部卒業
2012年東北大学大学院医学系研究科修了
2012年東北大学大学院医学系研究科修了
所属
東北大学病院 リウマチ膠原病内科
所属先住所
宮城県
所属学会
日本内科学会 日本リウマチ学会
留学先
Stanford University School of Medicine, Department of Immunology & Rheumatology
研究分野
B細胞・自己抗体
粘膜免疫・細菌叢
ヒト免疫
大型血管炎
粘膜免疫・細菌叢
ヒト免疫
大型血管炎
研究紹介
血管炎症性疾患の病態解析を、免疫細胞、自己抗体と細胞内代謝の側面から検討を行っています。当初、血管内皮細胞に対する自己抗体である抗血管内皮細胞抗体(AECA)が、膠原病では高率に出現することに着目し、細胞膜表面に存在する自己抗原をレトロウイルスベクターとフローサイトメトリーを用いて効率的に同定する系(SARF)を用いて、膠原病におけるAECAの対応抗原を同定しました。大型血管炎は自己抗体が同定されていませんでしたが、SARFを用いて高安動脈炎において2種の主要な自己抗原を同定しました。その一つである抗EPCR抗体陽性例は潰瘍性大腸炎の合併が有意に高く、原発性潰瘍性大腸炎においても抗EPCR抗体は約70%で検出されました。両疾患は脊椎関節炎や壊疽性膿皮症など共通の合併症を有し、更に共通のHLA-B52に関わる疾患であることから、腸―血管炎症の側面からこれらの疾患の検討を行っています。
メッセージ
臨床から出る疑問に答える事ができる研究を行っていきたいと考えています
論文
- 著者
- Mutoh T, Shirai T (Co-1st and corresponding author), Ishii T, Shirota Y, Fujishima F, Takahashi F, Kakuta Y, Kanazawa Y, Masamune A, Saiki Y, Harigae H, Fujii H
- 掲載雑誌名
- Nature Communications 11:1253
- 掲載年月
- 2020
- 著者
- Shirai T, Kakuta Y, Fujii H
- 掲載雑誌名
- Gastroenterology 1(5):1724-1725
- 掲載年月
- 2021
- 著者
- Watanabe R, Shirai T (Co-1st author), Namkoong H, Zhang H, Berry GJ, Wallis BB, Schaefgen B, Harrison DG, Tremmel JA, Giacomini JC, Goronzy JJ, Weyand CM
- 掲載雑誌名
- Journal of Clinical Investigation 127:2725-2738
- 掲載年月
- 2017
- タイトル
- The glycolytic enzyme PKM2 bridges metabolic and inflammatory dysfunction in coronary artery disease
- 著者
- Shirai T, Nazarewicz RR, Wallis BB, Yanes RE, Watanabe R, Hilhorst M, Tian L, Harrison DG, Giacomini JC, Assimes TL, Goronzy JJ, Weyand CM
- 掲載雑誌名
- Journal of Experimental Medicine 213:337-354
- 掲載年月
- 2016
- 著者
- Shirai T, Fujii H, Ono M, Nakamura K, Watanabe R, Tajima Y, Takasawa N, Ishii T, Harigae H
- 掲載雑誌名
- Arthritis Research & Therapy 14:R157
- 掲載年月
- 2012