J-STARメンバー

J-STARメンバー

氏名
西出 真之
Name
Masayuki Nishide
メールアドレス
nishide at imed3.med.osaka-u.ac.jp
学歴
2000年 大阪教育大学教育学部附属高等学校天王寺校舎 卒業
2007年 大阪大学医学部医学科 卒業
2017年 大阪大学大学院医学系研究科 修了・学位取得
所属
大阪大学大学院医学系研究科 呼吸器・免疫内科学
所属先住所
大阪府吹田市山田丘2-2
所属学会
日本内科学会(認定内科医・総合内科専門医・指導医、JMECCインストラクター)
日本リウマチ学会(専門医・指導医、登録ソノグラファー、基礎研究推進委員会サブコミッティ(J-STAR-BR)委員)
アジア太平洋リウマチ学会(APLAR Education Committee Member, Young Rheumatologists Board Member, Young Rheumatologists Educational Chairman)
日本アレルギー学会(専門医)
日本免疫学会
日本臨床免疫学会
留学先
2020年 ハーバード大学医学部 ブリガム・アンド・ウィメンズ病院
研究分野
自然免疫
動物モデル
中小型血管炎
研究紹介
免疫難病であるANCA関連血管炎の病態について、病気の主因である好中球の活性化の原因究明や、新しい動物モデルの構築、治療の研究を行っております。その中で、セマフォリン分子が好中球の活性を制御するブレーキ役として働き、このブレーキが外れてしまうことが好中球の暴走を引き起こし、ANCA関連血管炎の発症に関与している事を発見し2017年にAnnals of the Rheumatic Diseases誌に発表しました。これを端緒として、セマフォリン分子と免疫疾患との関連にさらに興味を持ち、2018年にNature Reviews Rheumatology誌に熊ノ郷淳教授との連名で総説を発表、2020年には耳鼻科の先生と共に、難治性アレルギー疾患である好酸球性副鼻腔炎とセマフォリン分子に関する研究をThe Journal of Allergy and Clinical Immunology誌に発表しました。2020年秋からはハーバード大学に留学する機会をいただき、好中球に発現しているFcγレセプターを介した自己抗体のInternalizationや活性化制御の研究に取り組んできました。 また、私は臨床医時代に熊ノ郷淳教授に出会ったことで研究に興味を持ち、30歳を過ぎて初めてピペットを手にし、研究の世界に飛び込みました。今後そのようなキャリアを考えている先生方に少しでも身近なアドバイスをしてあげられる存在でありたいと思っています。
論文
タイトル
Pathological and therapeutic implications of eosinophil-derived Semaphorin 4D in eosinophilic chronic rhinosinusitis
著者
Tsuda T, Nishide M(共同筆頭、責任著者), Maeda Y, Hayama Y, Koyama S, Nojima S, Takamatsu H, Okuzaki D, Morita T, Nakatani T, Kato Y, Nakanishi Y, Futami Y, Suga Y, Naito Y, Konaka H, Satoh S, Naito M, Izumi M, Obata S, Nakatani A, Shikina T, Takeda K, Hayama M, Inohara H and Kumanogoh A
掲載雑誌名
J Allergy Clin Immunol 145(3):843-854.e4
掲載年月
2020/3
タイトル
OCTA, a sensitive screening for asymptomatic retinopathy, raises alarm over systemic involvements in patients with SLE
著者
Mizuno Y, Nishide M(共同筆頭、責任著者), Wakabayashi T, Nishida K, Kumanogoh A
掲載雑誌名
Ann Rheum Dis 79(2):e17
掲載年月
2020/2
タイトル
Eosinophil-derived neurotoxin enhances airway remodeling in eosinophilic chronic rhinosinusitis and correlates with disease severity
著者
Tsuda T, Maeda Y, Nishide M(責任著者), Koyama S, Hayama Y, Nojima S, Takamatsu H, Okuzaki D, Kinehara Y, Kato Y, Nakatani T, Obata S, Akazawa H, Shikina T, Takeda K, Hayama M, Inohara H, Kumanogoh A
掲載雑誌名
Int Immunol 31(1):33-40
掲載年月
2019/2/6
タイトル
The role of semaphorins in immune responses and autoimmune rheumatic diseases
著者
Nishide M, Kumanogoh A
掲載雑誌名
Nat Rev Rheumatol 14(1):19-31
掲載年月
2018/1
タイトル
Semaphorin 4D inhibits neutrophil activation and is involved in the pathogenesis of neutrophil-mediated autoimmune vasculitis
著者
Nishide M, Nojima S, Ito D, Takamatsu H, Koyama S, Kang S, Kimura T, Morimoto K, Hosokawa T, Hayama Y, Kinehara Y, Kato Y, Nakatani T, Nakanishi Y, Tsuda T, Park JH, Hirano T, Shima Y, Narazaki M, Morii E, Kumanogoh A
掲載雑誌名
Ann Rheum Dis 76(8):1440-1448
掲載年月
2017/8
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