研究者 留学体験記

究者 留学体験記

福井翔一先生
留学先紹介

好中球の細胞死であるNETosisの血栓症、敗血症、老化、糖尿病における役割を明らかにしてきたDenisa Wagner Labに2018年6月から留学しています。教室ではNETosis以外にADAMTS13やインフラマソームの研究も行っており、また最近はCOVID19の臨床試験にも参加しています。ポスドクの出身地はドイツ、フランス、イタリア、中国、香港、ブルガリアなど多彩で、PhDが主ですが、MDも神経内科医や循環器内科医などさまざまです。研究は大枠だけボスと相談し、あとは自由に計画、実行していくスタイルです。シトルリン化に関する様々な実験手法が蓄積されており、学外のコラボレーターとの関係も良好で、様々な共同研究も可能な環境です。

毎日のように世界各国からの著名な研究者のエキサイティングな最新の研究成果を聞くことができ、ポスドクの研究会も盛んです。日々の生活は、日本食も容易に手に入り、特に困ることは最初からありませんでした。どこも広々としていて気分良く、多様な人種がいる地域のため、疎外感を感じることもまったくありません。冬が寒いことを除けば住みよいところで、大変気に入っています。アメリカ、ボストンへの留学をお考えの方、シトルリン化関連の研究・教室の情報が必要な方、なにかしらお役に立てることもあろうかと思いますのでお気軽にご連絡ください。

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