氏名
吉富 啓之
Name
Hiroyuki Yoshitomi
学歴
平成7年京都大学医学部医学科卒業、平成17年京都大学大学院医学研究科博士(医学)取得
所属
京都大学大学院医学研究科 免疫細胞生物学
所属先住所
京都市左京区聖護院吉田近衛町
所属学会
日本リウマチ学会、日本整形外科学会、日本免疫学会、日本臨床免疫学会
研究分野
T細胞
B細胞・自己抗体
サイトカイン・ケモカイン・生理活性物質
ヒト免疫
シングルセル解析
関節リウマチ
B細胞・自己抗体
サイトカイン・ケモカイン・生理活性物質
ヒト免疫
シングルセル解析
関節リウマチ
研究紹介
整形外科出身ということもあり、関節リウマチ患者さんの炎症関節にて生じている免疫機構に興味を持ち研究を行っています。関節リウマチ滑膜に存在する三次リンパ濾胞様構造の形成機構を調べようとケモカインCXCL13の免疫染色を行ったのをきっかけとして、CXCL13産生CD4陽性T細胞の研究を行っています。この細胞はPD-1(hi)CXCR5(-)の表現型をもちTfh細胞と同等のB細胞ヘルプ活性を示すことから、末梢組織で機能するヘルパーT細胞、Tph細胞として提唱され、現在では様々な疾患での病態に関わることが知られています。Tph細胞の機能として三次リンパ濾胞様構造の誘導とB細胞ヘルプ活性がありますが、その他にRA病態に深く関わる機能があるのではと考え研究を行っています。現在はヒト免疫研究に特化して研究を行う上野英樹教授のもとでヒト免疫学の進歩に少しでも貢献できればと考えヒト免疫の研究を継続しております。
メッセージ
ヒト自己免疫疾患の炎症の現場でどの様な免疫現象が起きているのかを解明したいと思っています。
論文
- タイトル
- Shared and distinct roles of T peripheral helper and T follicular helper cells in human diseases
- 著者
- Hiroyuki Yoshitomi, Hideki Ueno
- 掲載雑誌名
- Cell Mol Immunol 18(3):523-527
- 掲載年月
- 2021/3
- 著者
- Yoshitomi H, Ito H, et al
- 掲載雑誌名
- Nat Comun 9:3762
- 掲載年月
- 2018
- タイトル
- TGF-β induces the differentiation of human CXCL13-producing CD4+ T cells
- 著者
- Kobayashi S, Ito H, Yoshitomi H, et al
- 掲載雑誌名
- Eur J Immunol 46:360-71
- 掲載年月
- 2016
- 著者
- Kobayashi S, Ito H, Yoshitomi H, et al
- 掲載雑誌名
- Arthritis Rheum 65:3063-72
- 掲載年月
- 2013
- 著者
- Koichi Murata, Hiroyuki Yoshitomi, Moritoshi Furu, Masahiro Ishikawa, Hideyuki Shibuya, Hiromu Ito, Shuichi Matsuda
- 掲載雑誌名
- Arthritis Rheumatol 66(3):549-59
- 掲載年月
- 2014/3